加入している保険を知っておく大切さとは?

のぼりとの杜コラム

葬儀後に行う手続きの一つとして、加入している保険への給付申請(請求)があります。
生命保険や医療保険、入院保険にがん保険などが挙げられます。

この各種保険、自分のことであれば知っていることがほとんどかと思いますが、ご家族が(特にご両親)『どこの保険会社の、何の保険に加入しているかを知らない…』ということはありませんか?

私の経験談です。
父が他界したときは母が保険等を把握していたので、私は、ほぼノータッチでありました。
その2年後に母が他界したのですが、母の加入している保険を把握していなかったので大変でした。無論、生前に保険の話をした記憶もありません。

葬儀後に妹と「おふくろって保険は入っていたよなぁ?どこだ?」とこんな会話です。
保険には入っていることは知ってはいましたが、証券はどこだ?何の保険に入っているのか?連絡先は?と部屋中を探しました。

葬儀を終えられたご子息の方から「生命保険の加入がどこの保険会社なのか探すのが大変でした」と葬儀後の苦労話を聞くことがあります。
折角の保険でも、加入している保険会社がわからなければ請求もできません。保険金は申請(請求)してはじめて給付されます。
加入していた保険会社を探してくれる機関もありますが、手続きや書類なども多く時間と手間がかかります。

生命保険の話なんてとんでもない!と、まだまだお元気な両親に保険の話をするのは難しいかと思いますが、終活のひとつとして、万が一のために備えていた保険が意味あるものとなるよう『どこの保険会社に入っているのか』『保険証券はどこにあるのか』を共有することこそ安心にもつながるはずです。

>>過去コラム参照「葬祭費給付金の申請は忘れずに!」