これだけは持っておきたい葬儀に参列する時のアイテム

のぼりとの杜コラム

葬儀は非日常的なものです。葬儀ほど、何もかもが急に用意をしなければならないセレモニーはありません。
そこで今回のコラムは、葬儀に参列の際に慌てることがないように
「これだけは用意しておきましょう最低限の4つのアイテム!」
をご紹介します。

①袱紗(ふくさ)
通夜や葬儀にはお香典を持参します。お香典を包む物が袱紗(ふくさ)です。袱紗は結婚式の祝儀の持参でも使用するものですが、葬儀の場合は不祝儀のお香典ですので、袱紗の色もグレーや紫色の袱紗を用意しておきましょう。紫の袱紗は祝儀でも使用可なので、これから用意する方は紫色の袱紗もオススメです。
>>過去コラム「お香典のマナーと歴史」参照

②数珠
念珠とも呼ばれるものです。数珠はさまざまな種類がありますが略式数珠といってどのような数珠でも良いとされています。ただし、ブレスレットやパワーストーンのようなものはNGです。アクセサリーや願掛けとは違います。
また、数珠は自身の分身とされます。葬儀の際の貸し借りはタブーともされるので控えましょう。
ご自身のためにも是非、数珠は用意しておきましょう。
>>過去コラム「数珠の知識」参照

③ハンカチ
ハンカチは持参しましょう。「えっ?」と思う方もいらっしゃると思いますが、お別れには涙がつきものです。どのような場面でその悲しみの涙がこぼれるかはわかりません。ハンカチを持たずに手やティッシュで涙を拭ったりするのは葬儀の場面では似合いません。白や黒、シックな無地色のハンカチは仏事弔事用に1枚用意しておきましょう。もちろん鼻水にはティッシュのご用意を。

④葬儀参列用の靴
男性、女性とも光沢が抑えられた黒の靴を1足用意しておきましょう。もちろん、普段履き(お仕事などで履いている黒の靴等)のものでも差し支えありません。
気を付けたいことは、光沢と汚れです。無論、サンダルやファッション性が高いものはNGです。
俗に呼ばれるフォーマルなものであればOKです。紐付きの靴はマナー違反と書かれる人もいますが、そんなことはありません。ただし、紐がほどけないように注意だけはしておきましょう。
靴のメンテナンスも定期的に。普段履きしていないフォーマル靴は靴底などが湿気等で自然劣化もしてしまいます。いざ、式場についてボロボロに…なんてことにならないように。
>>過去コラム「葬儀あるある~靴のトラブル~」参照

以上、この4つのアイテムは社会人としても押さえておきたい葬儀アイテムです。
突然の訃報にも慌てることがないように揃えておくと安心です。
参列の服装についても是非、こちらのコラムをお読みいただけたらと思います。
>>過去コラム「お葬式の服装」参照