先日のコラムではお坊さんの呼び名(コラム参照)について書きましたが、今回は住職の奥様の呼び名について書いてみたいと思います。
お世話になっている浄土真宗の住職にお話しをお聞きしました。
結論!!
「奥さんや奥様でOK!」
おっと、これでは今回のコラムはここで終わってしまうではないか(;・∀・)
「でもね…」
との切り出しから、やはりお寺の奥様の呼び名はあると、お話しの続きです。
ホッとひと安心です。
「坊守(ぼうもり)が一般的ではないかな。お坊さんが集う場所がお寺であり、坊の舎や坊舎と言い、お坊さんたちを守る役割が住職の奥様。そこから坊守と呼ばれるようになったのです。ちなみに浄土真宗での呼び名です。」
浄土真宗以外の宗派では『お庫裏(くり)さん』や『寺庭(じてい)さん』『大黒(だいこく)さん』などと呼ばれるそうです。
庫裏=お寺の台所
寺庭=お寺の庭
大黒=七福神の大黒様より。大黒様は食の神様。食と言えば台所。その台所を守るのは奥様
なるほど、『坊守さん』や『お庫裏さん』とは何だかカッコいいですよね。お寺の奥様に「坊守さん、いつもお世話になっております」なんて挨拶をしたら、ちょっぴりワンランクアップ↑↑した気分になります。(決してドヤ顔はしません(^^;)
宗派や地域によって若干の違いや風習はあるとのことですが、とても興味深いお話しでした。
実際には、お寺のお坊さんは住職、その奥様はそのまま奥様とお呼びするのが自然ではありますよね(;^ω^)
お寺豆知識コラムでした。「へぇ~」とお読みいただけましたら幸いです。