伝えたい。葬儀の仕事の魅力。

のぼりとの杜コラム

先日、お母さんと一緒に事前相談に来ていた小学校5年生に「葬儀のお仕事の魅力はなんですか?」と質問されました。
おーーーーー凄い!小学校5年生にまさか、それも葬儀屋さんの魅力を聞かれるとは!
めちゃくちゃ嬉しいと思いましたがさて、わかりやすく何て答えようかと言葉を選びました。

「誰もができる仕事ではないと思うし、世のため人のためにひと役、担えることかな」
「もし、大好きな人やペットが死んじゃったらどうする?誰かに頼りたくない?葬儀屋さんはそんな困っている人に頼られる仕事だよ」
とわかりやすくこの仕事の魅力を伝えました。

私も「将来は何になりたいの?」と聞いてみました。
「人の役に立つ仕事をしたい」

うわわわわわ…。小学校5年生でこんなにはっきりと将来の理想の仕事について堂々と言えるだなんて…。私の小学生時代、いや大学までを振り返ってもこんなに素直に将来の夢を語れただろうかと恥ずかしくなってしまいました。

この小学生は「人の役に立つ仕事」と漠然としながらもどんな仕事があるのかを探している最中で、今回、葬儀の会話をしている中で【葬儀屋さん】っていいかもしれない!と嬉しいひと言(*^▽^*)
冷静に装っていた私ですが心中、嬉しさでいっぱいでした。

葬儀業界は時間には不規則であるし、お休みも定休はなく精神的にも肉体的にもハードなお仕事かもしれません。よって人材不足であります。これから若い人たちが葬祭業を魅力的に感じてもらうためには我々がよりよい業界にしていかなければなりません。
まだまだベールに包まれすぎている業種ですし、前時代的な風潮もあります。
人のお役に立てるお仕事はたくさんあります。政治家や弁護士、医師は少しハードルが高すぎる。でも葬儀屋さんにならなれます。非日常的な出来事だからこそ、何もわからなくて困っている消費者の方は考えている以上に多くいらっしゃいます。その昔、そこに付け込んで商売をする葬儀社の姿もありました。(今もあると聞きます)でも、そんな時代はもう終わりです。困っているからこそお母さんのようにお節介なくらい寄り添い、耳を傾け家族の一員となってお別れの空間を一緒に創り上げる。そんな葬儀人でありたいと同時に、この仕事の魅力をどんどん伝えていきたいと思っております。