唯一無二の日本の文化 大相撲春巡業「川崎場所」レポート

のぼりとの杜コラム
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大相撲 夏場所 真っ最中ですね

一年に6回、奇数の月にある本場所

本場所は結果次第で番付が変わっていく真剣勝負

 

本場所とは別に 力士の皆さんは 偶数月には日本各地をまわって 地元のファンと一体になって楽しむことのできるイベント「巡業」に出かけます

巡業は、大相撲ファンの方はもちろん 初めて力士を見たり 稽古や取り組みを観戦する方も楽しめるような催しが盛りだくさんです

 

4月に我が地元で行われた巡業「川崎場所」に行ってきました

会場の等々力アリーナの前にはのぼり旗が並び

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会場内に入るとお土産コーナーもあり雰囲気満点

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午前中から始まる巡業では 力士の稽古風景を見せてくれたり

地元のちびっ子たちがまわしを付けて力士の胸を借りるコーナーがあったり

「しょっきり」といって 相撲の禁じ手を二人の力士と行司さんが コントのように見せてくれる楽しい催しがあり

「相撲甚句」という七五調の俗謡 「はぁーどすこい どすこい」という掛け声が心地よかったし歌詞もとても面白かったです

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取り組みが始まり、本場所さながらに 序二段 三段目 幕下 と対戦が進み…

幕内力士土俵入り 人気力士や 神奈川県や川崎市出身力士の名が呼ばれると会場はひときわ盛り上がります

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本場所と違うのは 赤ちゃんを抱っこして土俵入りする力士さんがいたこと

お相撲さんに抱っこされると健康な子に育つ!と言われても赤ちゃんには通じません

大泣きされて困ってるお相撲さん「泣く子」には勝てません(笑)

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横綱土俵入り

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幕内の取り組みは、館内のライトが落とされて土俵が明るくライトアップされ 幕下との格の違いを見せます感じます

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結びの一番の後の「弓取式」

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相撲好きにはとても楽しい 初めての方にもきっと面白い 見ごたえのあるイベントでした

 

相撲の起源は古く「古事記」や「日本書紀」に神話としても登場します

その後 農作物の収穫を占う儀式となり 宮廷の行事になり 戦国時代には武士の訓練として盛んに行われ 

江戸時代には相撲を職業とする人たちが現れ 定期的に相撲が興行されるという現代の形式とほとんど変わらないスタイルができ上がりました

 

国技であり神事であり競技である相撲は 唯一無二の日本の文化です

こんな楽しい巡業が開催できる平和な時代をずっと守っていきたいですね