4月の行事のひとつに
4月8日の「花まつり」があります。
正式には「灌仏会(かんぶつえ)」といいます。
なんの日か ご存じですか?
お釈迦様のお誕生日と覚えていらっしゃる方も
多いと思います。
釈迦(ゴータマ・シッダールタ)は、
およそ2500年前の4月8日に
現在のインドとネパールの国境付近で生まれた
と されています。
とはいえ、2500年も昔のことです…。
お釈迦様の誕生日には諸説あって、
4月8日はその一つに過ぎないのですが、
キリスト教が12月25日に
イエス・キリストの誕生を祝うのと同じく
仏教では4月8日の灌仏会に
お釈迦様の誕生を祝います。
クリスマスも実はイエス様の本当の誕生日
ではなく
古代ローマ時代の冬至のお祭りに合わせて
「キリストの誕生を祝う日」を
この時期に決めたそうですから、
灌仏会も
お釈迦様が生まれた日というよりも
「釈迦の誕生を祝う日」なのですね。
クリスマスも花まつりも、
「お誕生会🍰」と考えると
妙に腑に落ちます!(^^)!
仏教が盛んなアジア圏では、
ちょうどきれいな花々の咲き誇る時期
お祝いするには良い季節ですね。
花まつりには、日本各地の仏教の寺院で
たくさんの花で飾った花御堂が準備され
そこに安置した誕生仏像に 柄杓で
甘茶(あまちゃ)をかけてお祝いをします。
これは、花園でお釈迦様が生まれたとき
天から甘露の雨が降り注いだという言い伝えを、
甘茶で再現するものです。
甘茶とは、
ユキノシタ科のヤマアジサイの変種で、
その若葉を蒸して乾燥させ、お茶として飲むと
砂糖を使っていないのにとても甘い味がします。
一般の参拝客でも「甘茶かけ」を体験できる
寺院もあるようです。
お近くで探してみてはいかがですか。
川崎市の「花まつり」情報
川崎大師 https://www.kawasakidaishi.com/event/apr/
高津区お寺めぐり https://rarea.events/event/230330