鏡餅の〝二段重ね〟の意味は?

のぼりとの杜コラム

明けましておめでとうございます🎍
本年も登戸の杜コラムをよろしくお願いいたします。

皆様の年明けはいかがお過ごしだったでしょうか。コロナが5類になり初めてのお正月ということもあり、とても賑やかな雰囲気に思えました。これぞ、日本のお正月!といった感じで何だかホッといたします。

2024年の登戸の杜コラムの始まりは『鏡餅』について書いてみようと思います。
弊社も小さいながら鏡餅をお飾りしました。お正月飾りとして欠かせない、この『鏡餅』ですが、ふと思ったことがあります。

「なぜ、鏡餅は二段重ねなの?」

鏡餅は神様に宿っていただくための依代。その年の神様にお供えするお餅のことのことです。
その神様に供えたお餅を食べて、無病息災を祈念します。これが鏡開き(1月11日)です。
少し話しは逸れますが、鏡開きの時に食べるお餅は包丁などで切ることはNG。また、食べ残しもいけないと言われているそうです。折角の神様の宿ったお餅ですから当然ですよね💦

では、なぜ二段重ねなのでしょうか。
二段の意味は月(陰)と太陽(陽)を表しているそうです。ふたつが重ね合わさることで幸福や健康、そして金運などが、めでたく重なりますようにという願いも込められています。とても縁起の良いものなんですね。
そして、鏡餅の『鏡』は昔の銅製の鏡からの由来。鏡は神様が宿る神聖なものとして考えられていたことから、鏡のようなお餅=鏡餅となるわけです。

まとめると
一年の無事と幸運を祈り、神様に宿っていただくために鏡のようなお餅を供える。二段重ねは幸運が重なりますように。そして、神様が宿ったお餅を1月11日にありがたく口にする。

なるほど、鏡餅の意味がここにありました。
皆様にとって2024年が幸多き一年となるようご祈念申し上げます。