故人を偲ぶ【メモリアルコーナー】とは?

のぼりとの杜コラム

葬儀の会場で、故人様にゆかりのある品物や写真が並んでいる思い出コーナーのようなものを見たことはありますか?

弊社では、メモリアルコーナーと呼んでいます。

メモリアルコーナーを設置するとどんな良いことがあるのでしょうか。

・参列した方に故人の事を知ってもらえる

・家族のグリーフワークにつながる
(グリーフワークとは、死別によって生じた心の傷の癒しにつながる行動です)

・みんなが思い出を語り合う場面を作れる

メモリアルコーナーに置いてはいけないものはありません。
もし、迷うものがあれば、葬儀担当者に相談してみてください。

 

実際にはどのようなものを置かれる方が多くいらっしゃるのか、過去の事例を挙げてみます。

趣味の品物(釣竿やゴルフクラブ、画材セット、陶芸の作品など、様々です)

写真(コルクボードを使ったり、アルバムにしたり…)

好きなアーティストのCDやグッズ

愛用の洋服や靴

スライドショーを上映する

 

故人様らしい品々が設置されている様子を拝見すると、葬儀の会場も温かみのある空間へと変わります。

参列されたご親戚やご友人とご家族で会話する時間を作れるのが、メモリアルコーナーを設置する最大のメリットだと思います。
会話をすることで、ご家族が故人の知らない一面を知ることができたり、参列者も故人の事をより深く知れます。

参列する方の中には、その時にしかもう会えない方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方々とお話をして、たくさんのエピソードを伺ってみてください。

 

参列は家族だけだから…近しい親戚しか来ないから…といった方も近年では多いですが、そのような場合には、アルバムをご持参いただくという方法が良いと思います。

「〇年前の旅行ではここに行ったんだよ」
「この時、実はこんなエピソードがあって…」など、写真を見て思い出すことがたくさんあると思います。

大人になると、家族や親戚でも年に何度も集まる機会が少なくなります。
葬儀という場面ではありますが、家族や親戚が集まる貴重な機会ですので、思い出話をたくさんしてみてください。