夏の風物詩「花火大会」のはじまりは「祈り」の場でした

のぼりとの杜コラム

暑い暑い夏がやってきましたね。

コロナ渦で自粛されていた花火大会も 今年は日本中で

開催されるようで、楽しみにしている方も多いと思います。

 

ところで…

日本の花火大会は「祈り」から始まったってご存じでしたか?

 

花火大会のはじまりは、江戸時代、享保18(1733)年に

隅田川で行われた水神祭だと伝えられています。

8代将軍徳川吉宗の時代、飢饉や疫病(コレラ)の流行のため、

たくさんの人が亡くなりました。

その死者たちの慰霊や疫病退散のために水神祭が催され、

打ち上げ花火が上げられたのが最初なのだそうです。

 

全国で行われる花火大会にも

慰霊や祈願を起源とするものも多くあるようです。

 

例えば、

静岡県の「安倍川花火大会」は、静岡大空襲での犠牲者や戦没者の

慰霊祭の一部として鎮魂と平和への祈りを込めて始まった大会です。

 

有名な、新潟県の「長岡花火大会」も戦没者の慰霊の目的で始まり、

長岡空襲での犠牲者の鎮魂と未来永劫の平和を願って

「白菊」という名の美しい真っ白な花火を打ち上げます。

 

また一説には、花火はお盆の迎え火送り火の一種で、

ご先祖様の霊を迎え送る意味もあり、

三重県の「熊野大花火大会」は、お盆の初精霊供養のために

花火を打ち上げたのが始まりとのことです。

 

多くの人が見上げる夏の夜空を、華やかに彩る打ち上げ花火、

亡き人への祈りや平和への願いが込められているからこそ、

長く日本の人々に愛されているのかもしれませんね。