無宗教のお葬式

のぼりとの杜コラム

近年はお寺様など宗教者を呼ばずにお葬式を行う方が増えつつあります。
仏式ですと、お寺様の読経のお時間がありますが、無宗教のお葬式はどのようなことをしているのでしょうか?

結論から申し上げますと、無宗教は何でもできます!みんなで合唱したい、思い出のムービーやスライドショーを流したい、趣味の物をたくさん飾りたい…等々。なんでも叶えられるのが無宗教葬です。

実際の無宗教葬ではこのようなことをしています。

Aさんの場合
10:00開式 納棺の儀
10:30 お別れの言葉
10:45 お花入れ
11:00 出棺
納棺の儀を式次第のメインにし、故人様がきれいになってゆく姿を皆様で見守ります。

Bさんの場合
10:00開式 黙とう
10:03 故人様に向けた合唱
10:15 献花
10:25 お別れの言葉
10:40 お花入れ
11:00 出棺
皆様で合唱をし、歌が好きだった故人様に向けて歌のプレゼントをします。合唱ではなくピアノやバイオリンの生演奏をしたり、よく聴いていたCDを流すことも可能です。

Cさんの場合
10:00開式 納棺の儀
10:30 ムービーやスライドショー
10:45 お花入れ
11:00 出棺
納棺の儀を皆様で見守り、その後、ムービーやスライドショーを見て故人様との思い出を振り返ります。

その他に、オリジナルの文章や、故人様の経歴紹介などを司会者に読んでもらう事もできます。やりたい事が思いついたら、葬儀担当者に相談してみましょう。

上記の3つのパターンは告別式の場合ですが、お通夜の時はお別れの言葉を別の方に読んでもらったり、流すムービーを変えたりします。お通夜と告別式で、内容をガラリと変えることも可能です。お通夜が終わった後は皆様で食事を取ります。

また、無宗教葬を行うにあたっていくつか注意点があります。
お付き合いのある宗教者(お寺様や神官様など)がいらっしゃる場合は無宗教葬で行いたい旨を事前に相談しておく。
お墓は宗教不問の場所や散骨、樹木葬にする。無宗教葬で葬儀を行った場合、お寺様が管理するお墓には納骨できない場合が多くありますので注意が必要です。
親族に理解が得られないケースがある。「葬儀はお寺様をお呼びして行うもの」という考えをお持ちの方は、無宗教葬に対して否定的な意見を持っている場合があります。「故人の遺志で無宗教葬を考えている」と、事前に相談し了承を得ておきましょう。

いかがでしたでしょうか?ご家族のアイデアが存分に反映できる無宗教葬は今後も増加していくのではないかと思います。登戸の杜は、皆様の手で故人様らしい葬儀を作り上げるお手伝いをいたします。無宗教葬を検討している方は是非、ご相談ください!

話が変わりますが、こちらのアンケートはまだまだ回答を募集しております。
匿名で回答ができますので、皆様のお考えをお聞かせください!

葬儀社が手袋をすることについてのアンケート