今回は【死亡診断書】についての豆知識をご紹介いたします。
死亡診断書とは:人が亡くなった時、医師が死因などを記載する書類です。
ご家族がその用紙を医師または病院から受け取ることが一般的です。
用紙の右側には医師が記入した死亡診断書、左側にご家族が記入する死亡届といった構成になっています。こちらを役所に提出し、火葬許可証の申請を行います。とっても大事な書類です。
>>葬儀の知識とマナーVol.10「死亡届の記入と提出」参照
ここで本題です。死亡診断書の発行の費用は無料or有料?どちらだと思いますか?
答えは有料です。私はこれを初めて知った時、「えっ!無料じゃないの?」とちょっぴり驚きました。有料で発行する。裏を返すとそれほどの大事な書類ということなんですよね。
発行は医療保険等適用外なので、全額自己負担となります。病院によって金額が異なりますが、1万円前後の病院が多いようです。
死亡診断書は葬儀の後に必要になる場合もあります。原本は役所へ提出するので手元に残りませんので、必ずコピーを取って保管しておきましょう。
弊社もコピーの取り忘れがないかご家族様に必ず確認をしております。
意外と知られていない死亡診断書の発行についてを書いてみました。
このほかにも死後の見繕いや着せ替え等(エンゼルケア)には費用が発生するケースがほとんどですが、これは保険外サービスだからです。人は亡くなるとその時点で健康保険や介護保険の適用は終わります。これもあまり知られていないように思います。
その延長にあるのが実は葬儀屋さんの役割で、死亡届の手続きや故人様のお身体の処置(閉口や湯灌・メイク等)があるわけなのです。
死後のことはあまり考えたくはないことですが「えっ!」とその時に驚くのではなく、事前に知っていれば気持ち的にもゆとりが生まれませんか?
これらの背景を考えると、故人様のより良いお別れのためには医療・福祉・介護⇔葬儀社はシームレスな関係性を持つことが必要不可欠です。お互いの連携やサポートは大きな課題でもあると思っています。
みなさまはどう思われますか?