ご愁傷様の意味

のぼりとの杜コラム

お葬式で『ご愁傷様です』という言葉を耳にしたことが一度はあると思います。
この『愁傷』にはどんな意味が含まれているのでしょうか。

愁傷とは…傷を愁う(うれう)こと。身内を亡くした方の悲しい気持ちを心配すること。すなわち、相手を気の毒に思う意味合いがあります。

そこで、最も敬意を表す言い方が『ご愁傷様でございます』になります。
上司や目上の人にも使える表現ですので覚えておきましょう。
この、『ご愁傷様です』という言葉は、きちんと対面した場面で使うようにしましょう。
メールや手紙などの文面で使用するのは好ましくありません。文面でお悔やみの言葉を伝える時には
『この度はお悔やみ申し上げます』
が適切かと思います。

では、『ご愁傷様でございます』と声を掛けてもらう立場の場合、どのように返答すればよいのでしょうか?
返答礼として
「お心遣いありがとうございます」
「お言葉、痛み入ります」
などが適切です。

いかがでしたでしょうか?
日常では使うことは少ない『ご愁傷様』という慣れない言葉ではありますが、マナーとして実際に使えるようにはしておきたいものです。
逝去の報は突然に訪れるものです。ご不幸に直面した相手を思いやり、この『ご愁傷様』の言葉を自然に発せられるよう頭の片隅に覚えておきましょう。
過去コラム参照:葬儀の知識&マナーVol.3 お葬式で使うお悔やみの言葉