匿名質問箱にお答えします!「太っている人は棺に入るの?」

のぼりとの杜コラム

先日からスタートした登戸の杜がお答えする「匿名質問箱」。たくさんのメールありがとうございます。
さっそく質問に答えていきたいと思います。

イニシャルK.Hさんから頂戴しました。
質問:極端に太っている人でも棺に入るのですか?

実はこれ、よく聞かれることなんです。弊社代表の片桐は身長180cm、体重は80kg前後を行ったり来たり…。以前は120kgを超えたこともありました。これではまずい!(棺に入る云々ではなく健康的に)とオリジナルダイエットで70kgまで痩せたのですが(最近は加齢と不規則生活の代償でお腹周りが…>_<)当時、自分が亡くなったら納棺するのは大変だよなぁ。なんて仲間とよく話したものです。

結論!
わたくしの経験上、また知る限りでは、ある程度太っていても背が高くても棺には納めることは可能です。お相撲さんも棺に納まるケースがほとんどです。状況で肘や膝を曲げたり、体を斜体にして納めるケースもあります。あとは、棺が特注になるので価格が割高になる。受け入れる火葬場が限られる。故に地域の火葬場に入れない場合は遠方の受け入れ可能な火葬場になるので搬送費用が高くなる。この方程式は否めません。

棺は通常6尺(180.1cm×53cm)または6.25尺(190cm×55cm)の棺を用意します。
この大きさまでであれば正味な話、身長180cmくらいまでの方は納めることができます。
身長がそれ以上の方は6.5尺(194cm×58cm)の棺を用意します。ここまでは通常、葬儀屋さんはすぐに用意できる大きさの棺になります。
それより大きい棺は特別に用意するので「特注棺」と呼ばれます。横幅も広いサイズの棺もあります。例えば7尺棺は210cm×65cmの大きさです。註:メーカーや材質で多少の大きさは変わります。

しかしながら、どこまでも大きくはできません。なぜならば火葬場で炉に納めることができる棺のサイズが決まっているからです。
先程の6尺、6.25尺、6.5尺の葬儀社がすぐに用意できるサイズであれば、ほとんどの火葬場で受入が可能です。しかし、それ以上の特注棺になると受け入れ可能な火葬場も限られてくるのです。

大型炉を備えている火葬場として
・臨海斎場(225cm×66cm)
・かわさき南部斎苑(210cm×73cm)
・横浜北部斎場(245cm×70cm)
などがあります。

極限的に横幅があり、身長も高い人はどうするの?ジャイアント馬場さんは棺に納まりきれず、ご遺体をシーツでくるみ、覆いを被せ火葬炉へ向かったそうです。
この質問をいただき、ダイエット再開を誓う私です。
ご質問ありがとうございました!


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