そろそろ梅雨入り…豊かな実りのために雨の季節を乗り切りましょう

のぼりとの杜コラム

ニュース番組で梅雨入りの話題が聞かれる頃になりましたね。

気温も湿度もどんどん上がり、洗濯物は乾かないし、

これから暑くて長い夏が始まると思うと憂鬱な気分になりがちですが…

この季節を少しでも楽しめたらと 梅雨という言葉について調べてみました

梅雨とは

晩春から夏にかけて雨や曇りの日が続く時期で、

北海道と小笠原諸島を除く日本や、朝鮮半島南部、中国南部、

台湾などの東アジア特有にみられる気象現象のことです。

 

「梅雨」という呼び名は中国から伝わったもので、

梅の実が熟す季節だからという説や、

湿度が高くカビが生えやすい季節だから

黴雨(ばいう)」の「ばい」の音から「梅」に転じた

という説などがあります。

 

この季節に降る雨にもいろいろな呼び名があるようです。

 

男梅雨…降るときはザーザーと激しく降り、やむとカラッと晴れる

女梅雨…シトシトと雨が降り続く

「今年は女梅雨だね」などと使います

昨今では男女のイメージを決めつけているというご意見も

あるかもしれませんが、そこは、情緒的に、寛容に

受け入れてもいいのかなと思います。

 

送り梅雨暴れ梅雨…梅雨明けのころに降る大雨。

雷雨や集中豪雨になることもある。

戻り梅雨返り梅雨…梅雨が明けた後も雨が続いたり、

梅雨明け後に再び梅雨のような状態に戻ること。

このほかにも

空梅雨(からつゆ) 梅雨寒(つゆざむ) 梅雨晴れ 梅雨冷え

お天気の状態によって梅雨にも様々な呼び名がつけられています。

 

おもしろいのは 梅雨時ではないのに 季節外れに雨が続くと

「梅雨」という言葉が引っ張り出されます。たとえば、

菜種梅雨(なたねづゆ)…菜の花の咲く3月下旬から4月にかけて

小雨が続くこと

たけのこ梅雨…たけのこの育つ5月前半頃にしとしとふる雨

すすき梅雨…夏の終わりから秋にかけて降る長雨

など。

季節ごとに自然現象にたくさん名前をつけて表現する

日本人の得意技ですね。

 

今年の関東の梅雨入りは例年よりも少しゆっくりのようですが

集中豪雨などによる大きな災害にはならずに、適度に降って

実り豊かな秋になりますように。