「火葬」と「ペースメーカー」。
一見、それほど関係のないように思えますが、実は深い関係があるのです。
ペースメーカーを装着した故人様を荼毘に付す時は、必ず火葬場に報告をしなくてはいけません。
理由は、ペースメーカーが火葬炉内で破裂する恐れがあるからです。
ペースメーカーが破裂すると、火葬炉内部を傷つけたり、破裂したペースメーカーが火葬炉付近で業務を行っている職員に当たり、失明などの重大な事故につながる恐れがあります。
その為、相談時のご家族からのヒアリングが大事になります。登戸の杜でも必ずお聞きする項目になっています。
でも、「病院からペースメーカーを装着している事を教えてくれないの?」
と思った方もいらっしゃるかもしれません。
患者さんの個人情報の漏えいとみなされてしまう可能性があるため、病院から葬儀社にはその情報は伝えられません。
ご家族からのお話で情報を得るしかないのです。
他にも、正直な話を申し上げますと、医師や看護師から、ペースメーカーの装着の有無、人工関節やボルトの装着、そのほかに感染症の有無等をお知らせいただけると大変ありがたいです。
ご家族や火葬場職員、葬儀スタッフの安全性のためにも、そのような情報が必要なのではないかと思います。
なお、ペースメーカーを装着された故人様でも、火葬は執り行えますのでご安心ください。
全ての人に安心・安全の火葬業務にご協力いただけますようお願いいたしますm(__)m