神棚のお掃除を知ろう!

のぼりとの杜コラム

先日のコラムで「すす払い」について触れました。(お札の交換コラム参照)

すす払い
一年の汚れをお掃除する。家のすすを払い、家の外も中も隅々まで掃除をする。お正月の準備として大掃除をする。12月13日は「すす払い」の日とする神社神殿も多い縁起の良い日。

一般のご家庭や企業においてもこの12月13日を大掃除のスタートとして少しずつ始める方も多いようです。
神社のすすを払うことから、この「すす払い」は来ていますので、ご自宅に神棚のある方はお掃除のスタートは神棚から行いましょう。
その神棚のお掃除って意外と難しかったり手間だったりしますが、お家や会社の守り神様へきちんと正しくお掃除をしたいものですよね。
今回は神棚のお掃除方法をわかりやすくご説明いたします。

お掃除の手順

①神社への参拝同様、手と口を漱ぎ身を清めます。
②二礼二拍手一礼をし、一年の感謝を述べます。
③神具、お宮の順に降ろします。この時、床やテーブルへは直に置かず半紙や白い紙などを敷いた上に置きましょう。
④お札を取り出します。お札を取り出すときは和紙を口にくわえて行うとされています。お札には神様が宿っています。お札の取り扱いは慎重に。。。新しいお札がある時は差し替えます。古いお札は授かった神社へ返納しお焚き上げをしてもらいます。(もしくは近くの神社か地域のどんと焼きなどで焼納)
⑤お宮を取り出します。お宮はとても繊細にできているので丁寧に扱います。お宮お掃除は水拭きは湿気となり、カビの発生も考えられるので乾拭きが良いでしょう。水拭きの場合は固く絞った布で行ってください。その後はよく乾かすことが大切です。
⑥お掃除を終えたら元通りにお宮、神具をお祀りします。新しくお米・お酒・塩・水・榊をお供えしましょう。
⑦その他、しめ縄や紙垂も新しいものと交換します。古いものはお札と共に神社等でお焚き上げを。
⑧全て整った後は二礼二拍手一礼でお参りします。

絶対にやってはいけないこと
神様は穢れを嫌います。決して埃を息で吹き払ってはいけません。人の息は穢れの象徴とも言われているほどです。マスクを付けてお掃除をすることが良いとも言われます。

ご家庭や職場に神棚のある方は是非、参考にしてみてください。お宮を取り出してお掃除を行うことは良くないと思っている方もいるようですが、きちんと手順を踏んでお掃除を行えば問題ありません。
部屋やお風呂だけでなく神棚も綺麗にして、気持ちよく新年を迎えましょう。