ご自宅でのご遺骨の置き場所のお話し

のぼりとの杜コラム

葬儀が終わり、火葬場から家に戻った後は、ご遺骨をご安置しますよね。
葬儀社ではご遺骨のご安置専用の「後飾り(あとかざり)祭壇」の用意がありますので、そちらにご安置することが一般的です。
後飾り祭壇は、「中陰壇(ちゅういんだん)」や「自宅飾り」と呼ぶこともあります。

よく、「後飾り祭壇を設置する部屋の決まりはありますか?」と聞かれますが、
皆様がお参りしやすい場所が一番ふさわしいです。方角にも決まりはありません。
大きさは畳一枚分ほどです。

昨今のコロナ禍で、たくさんの方をお呼びできなかったご家庭もありますよね。
近所の方が、ご葬儀が終わった後に弔問にいらっしゃることもありますので、手を合わせやすい環境にご安置することがポイントです。

↓仏式での後飾り祭壇(例)

後飾り祭壇にも色々な種類がありますが、ここではごく一般的に使用される二段タイプでご説明いたします。
上段には遺影写真、ご遺骨。
下段には位牌、香炉、ローソク、線香、リン。
空いている場所には供物等をご自由に置いていただけます。
一輪挿し以外の花瓶は後飾り祭壇の上ではなく、隣にお飾りいたしましょう。
納骨後はこちらは不要になりますので、葬儀社に引き取り方法を相談すると良いでしょう。

まとめ
・後飾り祭壇とは、ご遺骨を一時的(納骨まで)に安置する祭壇。
・大きさは畳一枚分ほど。
・安置する場所は、皆様がお参りしやすい所。

納骨まではご自宅で一緒に過ごすことになりますので、普段と同じように食事なども供えるのもいいと思います。くれぐれも、火の取り扱いには注意してくださいね。