宮型霊柩車を最近見ない理由

のぼりとの杜コラム

霊柩車はお棺に眠った故人様を火葬場へと運ぶ車です。皆さんは霊柩車と言えばどんな車を思い出しますでしょうか?
こちらの洋型車タイプですか?

それとも煌びやかなお宮の付いたこちら?

昔は霊柩車と言えばキラキラと輝くお宮を施した宮型と呼ばれるものが主流でした。
でも、最近はこの宮型霊柩車って走ってるところに遭遇する機会はほとんどないと思いませんか?
理由はしっかりとあるようです。
・仰々しいのを避ける傾向になった
・『いかにもお葬式』という感じが嫌われるようになった
・死者を載せているイメージがある
理由は明らかに時代の流れとニーズですよね。
そのような理由から火葬場の近隣に配慮して、火葬場によっては乗り入れも禁止されているところもあるくらいなんです。(個人的には理由がちょっと寂しい気もします)

そうなんです。洋型の霊柩車が走っていることに気が付かない人も多いのです。

その洋型霊柩車は走っていても気が付く人は少ないですから「霊柩車を見たら親指を隠せ」という言い伝えは「宮型霊柩車を見たら親指を隠せ」という言い回しに変わってしまったりして!?
地方の葬儀ではまだまだ活躍の宮型霊柩車。見かけるとなんだかホッとするのはこの仕事をしているせいですかね(;^_^A