最後の記念撮影を是非!

のぼりとの杜コラム

通夜や葬儀の際にご葬家の方が式場へ足を踏み入れた瞬間、祭壇をご覧になり「わぁ、すごくキレイ」と感動してくれたり「かわいい」「お花がいっぱいだ!」などと喜んでもらえると我々葬儀社はもちろん、担当したお花屋さんも嬉しいものです。
そして、飾られた遺影写真も「祭壇に似合ってる」「お母さんらしくてこの写真にしてよかった」と感じていただけると祭壇もひと際輝きを増します。祭壇と遺影写真のマッチングは最後のお別れの空間には欠かせません。

よくご葬家に聞かれることがあります。
「祭壇の写真は撮ってもいいのですか?」
葬儀式場は静粛な空間です。そのためか、写真撮影はしていいものなのか不安に思っている方が多かったりします。
私の答えはもちろんOKです。たくさん撮っていただきたいと思います。ここまでの人生、数々の「〇〇式」を経験してきた故人様の最後の「式」がお葬式です。故人様自身は撮影することができません。その代わりにご家族には思い出の式として記憶に残していただきたいのです。
正面からだけではなく、ちょっと斜めもおすすめの撮影角度です。祭壇をあおり気味に撮るのもまた違った雰囲気になります。
登戸の杜ではご希望するご家族には故人様の祭壇を背景に家族写真をお撮りしています。最後の家族集合写真としてとても喜ばれております。
「ハイチーズ」と笑顔の花が開くご家族も珍しくありません。
直葬や火葬式で祭壇を用意されないお別れでもお棺を囲んでみんなで“パチリ”と最後の記念撮影も行えるケースもあります。葬儀社の方に是非、相談してみてください。
このように故人様との思い出アルバムの最後の一ページとしてカメラにに収めていただけたらと思います。

最後に写真撮影の際の注意点を。
・写真撮影お断りの式場もあるので確認してください。
・火葬場は写真撮影禁止になっているケースがほとんどですので注意してください。
・式中の撮影も可能ですが、ご住職や宗教者の方に可能かどうかを確認しましょう。
・宗教儀礼や宗旨宗派の教示として写真撮影ができない場合もあります。