恵方巻の習慣

のぼりとの杜コラム

早いもので今年も一か月が過ぎ今日から2月です。
寒さにコロナと何とも耐え難い毎日ですが頑張っていきたいと思います。

さて、間もなく節分を迎えます。季かれ目と書く節分は例年だと2月3日です。その翌日から暦の上では季節が春へと移行する立春の2月4日となるのであります。
ご存知の通り今年の節分は例年の2月3日ではなく明日、2月2日が節分となります。
なんと、124年ぶりの2月2日の節分です。奇跡に近い巡り合わせですよね。こんな年と共存できるご縁に幸せを感じちゃいます(>_<)
では、なぜ2月2日が節分となるの?その要因は地球の自転と関係があるようで、詳細は各メディアで報道されているのでここでは割愛し、今日は節分に食べる恵方巻について書きたいと思います。

皆さんは恵方巻(特に関東以北にお住いの方)は昔からの習慣でありましたでしょうか?
私は新潟出身ですが子供の頃に恵方巻を食べた記憶は全くありません。恵方巻に最初に触れたのは関西の大学に進学した時でした。今から二十数年前のことです。
節分が近くなると恵方巻の告知が始まり、スーパー、お寿司屋さん、コンビニになどで恵方巻の文字をいたるところで目にするわけです。ポスターや恵方巻のチラシには「今年の方角は〇〇〇」などと方角が示されており、正直、なんじゃこりゃ?と不思議に思いました。

当時は新潟も含め関東方面には恵方巻の話題は少なかったと思います。
調べてみたところ、2003年以降にセブンイレブンが縁起の良い風習として周知を始めたようです。
今ではすっかり全国区の恵方巻の行事ですが、毎年の恵方角は誰がどのように決めてるの?と、ふと思ったので調べてみました
恵方。文字通り恵のある方角です。恵方には神がいると言われ、その方角を向き願い事をしながらしかも、太巻寿司を1本食べきるまでは喋らない。無言。それが正しい恵方巻の食べ方とあります。私も大学の時に友達にそのように教えてもらった記憶があります。
そして、その恵方角ですが調べてみてビックリ!全部で4つしかないのです。
東北東・南南東・西南西・北北西 の4つです。
中国から伝わる十干と呼ばれる「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸(何か見たことありますよね)」と西暦で決まっているそうです。

その方角を一年ごとに順に5周期毎に繰り返します。
もっといろんな方角をその年ごとに導いて決まっているものだと思っていたので少々驚きです(^^;

最後に・・・。今年の恵方は南南東です。
コロナ終息、健康第一を強く願いながら超特大の海鮮恵方巻を食べようと思います(*^▽^*)
最後まで無言で食べきれるかなぁ・・・。