故人様の旅立ちの服

のぼりとの杜コラム

死装束(しにしょうぞく)という言葉を聞いたことがありますか?
死装束とは、仏式で故人様がお召しになる白い着物の事です。
白い三角形の布を付けて、白い着物を着た故人様が棺の中にいらっしゃる光景は映画やドラマで見かける事もあります。

白以外にも、柄の入った可愛らしい装束やエンディングドレスといったものもあります。
エンディングドレスとは、その名の通り故人様にお着せする旅立ちのためのドレスです。ドレスと言ってもそれほど華美なものではなく、落ち着いたデザインのものが主流です。あらかじめご家族が用意し、納棺師の手でお着せすることもできます。

最近は仏式でも生前愛用していた洋服をお着せすることも多くなってきました。
◆最後の旅立ちはいつも着ていたこの洋服を着せてあげたい。
◆おしゃれしてお出かけするときはこの洋服を着ていた。
◆特にお気に入りの洋服はなかったけど、前にプレゼントしたこの洋服を着せてあげたい。
等々、様々なご要望があります。
元気なうちに、「おばあちゃん(おじいちゃん)のお気に入りの服はどれ?」と聞いてみるのも良いと思います。

お葬式での故人様の姿は印象に残りますよね。お気に入りのお洋服を着て、安らかに目を閉じている様子はまるで眠っているように感じます。

登戸の杜は故人様の最後が素敵な旅立ちになるように、精一杯お手伝いをさせていただきます。