葬儀後はホッとひと息ついた後は、各手続きが待っています。
その手続きもしっかり行うことが故人様のためでもあり、ご家族の任務でもあるのです。
様々な手続きがありますが、以前コラムでも葬祭費の申請についてはお話ししました。
参照:葬祭給付金申請について
今回は相続の手続きについてです。財産の相続をすると10か月以内に相続税の申告をしなければなりません。ただし「3,000万円+600万円×相続人」の範囲内であれば控除になります。それ以上となれば申告をするわけです。
相続するものとして
・不動産(土地・家屋)
・自動車
・株券
・預貯金
などがあげられます。
「我が家は関係ないわね」と思われる方が実は大半ではあるのですが、クレジットカードの返済などの負の財産も相続の対象になります。ですので、相続の対象になるものをきちんと整理する必要が出てきます。
その他にも、相続に伴う名義変更もしなくてはいけません。
故人様の出生からの戸籍謄本や、全相続人の方の戸籍など、とにかく書類集めだけでもひと苦労です。
さらには
“どれ” を “誰” が “どのようにして”
相続するかを意思表示する「遺産分割協議書」(全ての相続人が遺産の分割について話し合いの上、このように決めましたといった内容を取りまとめた文書)」を作成しなければなりません。
聞いているだけで、もう頭が痛くなりますよね。この手続きは自分でもちろんできる手続きです。
実は私も父が亡くなった時にすべて自分で手続きをやったのですが、もう大変すぎました(>_<)
足りない書類が続出したり、書類の記載ミスで最初から作成のやり直しと仕事の合間でできる作業ではありませんでした。
こんな時はやはり専門家です。税理士・司法書士・行政書士といった士業の先生方がとても心強い味方になってくれます。
費用はかかりますが、すべての手続きを代行して迅速に行ってくれます。
父が亡くなった数年後、母が亡くなったのですが父の時の経験を踏まえて士業の先生に依頼しました。気持ちにもゆとりができ手続きも当然ながらすべて行っていただけ安心しました。
我が家には負の財産はないか?相続税が発生するのか?移転登記の手続きは?など、葬儀後の心の安心保険と思って士業の先生方にご依頼をお勧めします。
「ところでどこに行けば相談できるの?」
こんな心配も今では葬儀社のアフターサービスのひとつとして各士業の先生方を紹介していただけます。登戸の杜でも推奨できる各専門の先生方へお繋ぎしています。
また、弊社は相談窓口シニアライフコンシェルジュをご用意しております。相談は何度でも無料ですので安心してご活用ください。
葬儀社を決めるひとつの指標としてアフターサービスをしっかり行ってくれるかどうかも見てください。葬儀だけの視点ではなく、その先まで寄り添ってくれる葬儀社を選ぶことが必要なのです。