地域によって火葬費用は異なります。
○○市は50,000円。□□町は8,000円等々、自治体運営の火葬費用は自治体によって金額が異なります。
ここの地域の住民は優遇されているなぁ…と思う場所なんかもあります。
ご自身のお住まいの地域で火葬場を利用すると、基本的には市内料金で使用できます。
ここで話すお住まいの地域とは住民票のある地域となります。
例えば、川崎市に住民登録のある方はかわさき北部・南部斎苑が市内料金(6,750円)で利用できます。
横浜市に住民登録のある方であれば、横浜市北部・南部・戸塚・久保山の各斎場が市内料金(12,000円)で利用できます。
火葬費用が無料の自治体もあります。
東京都町田市にある南多摩斎場では、故人様の住民登録が八王子市・町田市・多摩市・稲城市・日野市にある場合は火葬料金は無料です。
他にも八王子市民、日野市民の方は無料で火葬が執り行える火葬場があります。
八王子市民は、八王子市斎場と南多摩斎場。日野市民は日野市営火葬場と南多摩斎場の火葬は火葬費用が掛かりません。二か所の火葬場が無料で使用できる市は、あまりないのではないでしょうか。
冒頭にも申したように火葬場は自治体単位での運営のため、住民票がその地域にある方に金額面でも優遇されており、地域外にお住いの方がその火葬場を利用する際は金額が3倍から10倍ほど高くなります。さきほどの川崎市と横浜市を例にとると
かわさき北部・南部斎苑で川崎市民外の方の利用は60,000円。
横浜市北部・南部・戸塚・久保山の各斎場の横浜市民外の方の利用は50,000円。
となります。
一方、東京23区では自治体運営の火葬場もありますが、民間が運営する火葬場が主となります。火葬費用は75,000円~280,000円です。お住まいの地域に関わらず、どなたでも同じ料金となります。
横浜市にも民間の運営する火葬場がありますが、やはり費用は自治体運営の火葬場よりも高くなります。
このように、火葬費用は地域や自治体によって大きく異なります。個人的に思うところとしては、日本では約99.9%火葬され弔われるわけですから、全国統一の料金、もしくは国が管轄しての料金設定で、それが誰もが衆目一致するものになればいいなと思うのですが、諸事情もありなかなかそういうわけにはいかないようです。
火葬費用、式場費用は葬儀費用と別扱いの項目です。しかしながら、必ず必要な費用ですのでお住まいの地域の火葬場の概要を知っておくと良いと思います。