豆知識~棺と柩の違い~

のぼりとの杜コラム

今回のコラムは『葬儀のちょっと大人の豆知識』を。

2つの漢字【棺】と【柩】どちらも“ひつぎ”と読みます。
この2つの“ひつぎ”は葬儀の時に必ず見かけますし言葉としても発します。

例えば
・棺:納棺の儀(のうかん)桐のお棺(きりのおひつぎ)
・柩:霊柩車
“ひつぎ(棺・柩)”はご遺体を入れる物という意味になります。どちらの“ひつぎ”もあてはまりますが、何が違うのでしょうか?

実はこの【棺】と【柩】には使い分けで意味が隠されているのです。
・棺…空の状態の“ひつぎ”
・柩…故人様が眠っている“ひつぎ”
わかりやすく説明しますね。
・空のお棺に故人様を納める「納棺」
・故人様が眠っている柩をお乗せする車「霊柩車」
あぁね!(群馬地方の方言です汗)と頷いた方、葬儀の知識UP成功です。
お恥ずかしながら、私は遠い昔に受けた葬祭ディレクターの試験勉強で初めて覚えました。葬祭人の愛用書『葬儀概論』を読みながら妙に納得したことを覚えています。

ちょっとしたことですが、みなさんにこんな感じで葬儀や終活に関心を持ってもらえると葬儀人としては嬉しいのです(;^_^A
「えっ、そんなの知ってて当然だよ」と思った方、ごめんなさい(>_<)