日本人でよかった!年末年始の日本の特色

のぼりとの杜コラム

気がつけばもう12月。今年も残りわずかとなりました。
「もう1年が終わるの?早いよなぁ」とこの時期特有の常套句であります。
年齢のせいでしょうが、ここ数年はF1並の猛スピードで月日が過ぎていきます。故に、一日一日を大切に過ごしていこうと思う次第であります。

さて、コロナの感染状況の終息が全く見えてきませんが、年末年始はイベントが目白押しです。
イベントというと言葉が違うかもしれませんが、この仕事(宗教儀礼に接する葬儀の仕事)をしていると日本人でよかったなぁと感じます。
だって、クリスマスにはケーキを食べてチキンを頬張りジングルベルでメリークリスマス!
一週間も経たないうちに今度はお寺の除夜の鐘を聞きながら(あるいは鐘を突きながら)1年の煩悩を払い年越しを!
翌日には元旦を迎え、「さあ新しい年だ。いい年になりますように・・・」と神社へ出向き初詣です。このクリスマスからお正月にかけての行動は日本の良さではないでしょうか。
キリストから仏教そして神道と堪能!?できることは外人さんもビックリの日本特有の文化であります。
以前、あるお寺の住職に「クリスマスはケーキを食べたりするんですか?」と質問したことがあります。「そりゃ食べるよ(笑)。その日は子供たちのためにサンタにもなるしさ」とお話しされ、何だかほっこりしたことを覚えています。そういえば私の父も「俺はキリスト教徒じゃねー」と宣言しながらケーキを食べ、シャンパンを飲んでいました。

宗教観ではなく日本での楽しみ方。それが日本の年越し文化であり年末年始なんだなぁとこの時期になるといつも思うのであります。
何かと忙しない12月ですがしっかりと1年を締めくくり新しい1年を迎えましょう。

今年の年越しは会社かなぁ…。年越しそばだけは絶対に食べる!と今から誓っています(葬儀屋さんあるあるです。ハイ笑)