【続報】川崎市のコロナ火葬と葬儀の現況

コロナという敵との戦いが始まり、間もなく丸3年が経とうとしています。
第〇波という波はもう数えきれないほどとなり、抑制と拡大が交互にやってくるのは仕方のないことなのかもしれません。

コロナ感染(またはコロナ陽性)としてお亡くなりになった方の葬儀や火葬も、一時の完全特別扱いは緩和されてきたとは言え、まだまだ火葬場や斎場では制限が敷かれている箇所がほとんどです。

そんな中、川崎市は大きな前進が見られました!
12月16日よりコロナ火葬の特別枠が撤廃され、一般火葬枠として予約ができるようになります。
これにより、コロナ火葬枠でしかできなかった火葬が通常の予約で取れることとなり、火葬までの日数を待たなければならないといった問題が解消されそうです。

>>過去コラム「火葬までの日数は?特別なルール?川崎市のコロナ火葬の現状」参照

また、通夜・葬儀も「かわさき北部斎苑・南部斎苑」ともに可能となります。これまで式場利用ができなかったことを考えると、コロナが原因で大切な人を亡くしたご遺族にとっては、供養・弔いを葬送儀礼として火葬の前にできることとなります。

しかしながら、まだまだ制約もあります。
・非透過性納体袋に納めた上で、棺の密封をすること
・お棺の蓋を開けることはできない。すなわちお花入れ等のお別れは不可である。
・お棺の小窓からの拝顔は可能
以上のことが「約束事」となります。
火葬後の収骨は可能となり、人数制限は原則なくなります。

これまでコロナが原因でお亡くなりの方を数多くお手伝いをしてきました。「葬儀ができない」「火葬にも立ち会えない」ご家族の痛切な悲しみを間近で感じてきました。徐々にではありますが、ガイドラインの緩和、また世間の動きと同様に葬儀も通常に戻りつつあることにホッとしております。(内心は遅いよ!!ですが…)

実際に当事者でないと知り得ない情報ではあると思います。しかし、川崎市のコロナ火葬、コロナの葬儀の現状として知っていただけたら幸いです。