宗教者へのお礼の表書き

のぼりとの杜コラム

葬儀の時、宗教者へお渡しするお礼。
仏教では皆様ご存知の通りご住職へ「御布施」と表書きすることに馴染みがあるのではないでしょうか。
そして、表書きの下部に書く名前の書き方は
名字+家(例:登戸家)または喪主様のお名前をフルネーム(例:登戸太郎)と書くことが一般的です。
ご住職へお渡しするお布施には水引はなくてもよいので、白い封筒等に「御布施 登戸家」と書いてお渡ししても構いません。

そのほかに、仏教で執り行う葬儀以外の表書きについてご紹介いたします。

●神道の場合
表書き:御祭祀料(おさいしりょう)
※黒や銀の水引のついたものが良いでしょう。

●キリスト教の場合
表書き:御礼や献金
※牧師や神父へは御礼。献金の意味は教会などへのお礼の意味を持ちます。オルガン等を奏者(オルガニスト)がいる時にはその方へも「御礼」記し渡すこともあります。白封筒でOKです。蓮の花等の柄の入ったものは使用しません。

●友人葬での儀典長の方へ
友人葬ではお布施といった概念はありません。必要なしとされていますが、謝礼や御礼と記し、お気持ちでお渡しする方もいらっしゃるようです。

今回は葬儀豆知識としてのコラムでした。
仏式での葬儀以外では「御礼や謝礼」と記すことでも決して間違いではないと思います。
仏式での御布施とは謝礼よりも施しとしての意味合いであるので、やはり仏式の葬儀では「御布施」と記すようにしてください。
>>過去コラム「お葬式クイズ~御布施編~」参照
>>過去コラム「お葬式クイズの答え~御布施編~」参照