大切な方が息を引き取ってしまった後にご家族が行うことは葬儀社の手配です。悲しみの中で大変ではありますが、少々現実的なお話しでもあります。
病院や施設でお亡くなりになると「葬儀社の手配を」とどうしても急かされます。
>>過去コラム参照「病院でお亡くなりになると…」
>>過去コラム参照「逝去後、葬儀社に連絡するタイミング」
葬儀社へ依頼する際の連絡はほとんどが電話連絡となるかと思います。
今回は死亡確認後に『葬儀社へ電話で伝える5つの項目』のお話しです。これは、葬儀社からも必ず聞かれる項目でもありますので、いざという時にお役立てください。
葬儀社へ伝える5つの項目(葬儀社から聞かれる項目)
①亡くなった方のお名前
フルネームでお伝えください。「ひろみ様」や「しゅん様」など男性、女性が聞き取りだけでは判断しずらいこともあります。その時には男性、女性もしくはお父さんお母さんなどを教えていただけると助かります。
②亡くなった場所
様々なケースがあると思います。病院名、施設名、〇〇警察などをお聞かせください。故人様をお迎えに上がるために必要な項目です。
ご自宅でお亡くなりの場合はご自宅の住所をお聞きします。すぐドライアイスを持参し、お身体の保全へ伺います。
③お帰り先
死亡確認後の葬儀社への電話は、まずは搬送の依頼の場合がほとんどです。故人様のお帰り先をお伝えください。ご自宅にお帰りを希望であればご住所をお聞きします。
葬儀社の安置室を希望であれば、その旨をご案内いたします。
ご自宅でお亡くなり場合で、すぐに葬儀社の安置室でのお預かりを希望の際もその旨をお伝えいただければ対応が可能です。
④連絡者のお名前
こちらもフルネームでお伝えください。故人様との関係性をお聞きすることもあります。
⑤連絡者の電話番号
寝台車の到着時間のお伝えや、葬儀社からの連絡事項などで連絡をとるために必要となります。取り急ぎは、第一報の電話をいただいた方の連絡先で構いません。
この5項目を是非、覚えていただけたら幸いです。この5項目は病院や施設へお迎えに上がる、またご自宅でご逝去の場合はすぐにドライアイスを持参してお身体の保全に伺うためにお聞きする最低限の聞き取り項目でもあるのです。
宗派や葬儀の内容などはお会いしてからゆっくりとお打ち合わせの中でお聞きしますので慌てなくても大丈夫です。
大切な方がお亡くなりになった直後で動揺も隠せない中、頭の中が真っ白になる方がほとんどであります。慌ててしまうのも仕方ありません。
でも大丈夫です。ひと呼吸置いて落ち着いてから葬儀社へ電話をしていただけたらと思います。