お賽銭の「賽」って何?お賽銭の本来の意味がここにありました!

のぼりとの杜コラム

みなさんは初詣は行かれましたでしょうか。
私は正月の三が日は行くことができませんでしたが、先日ようやく明治神宮と寒川神社へ参拝に出向きました。今年一年の健康と幸せをお願いしてまいりました。

ところで、参拝に行くと『お賽銭』を供えると思いますが、日常の言葉としてお賽銭と聞けば何をする行動なのかは解るのですが、実際の意味とは何なのでしょうか。

そもそもお賽銭とは?
神仏からの恩恵に御礼や感謝を示すことが本来のお賽銭の意味となります。
例えば…
・昨年はありがとうございました。今年もよろしくお願いいたします。
・いつもありがとうございます。これからも健康で過ごせますように。
・希望校へ合格しました!新たな目標に向けて頑張ります。ありがとうございます。
などといった感じです。

さて、お賽銭を供えたときには、お願い事もすると思います。私もそうですが、人は何かに縋りたいものです。
ここで大切になってくるのが神仏への“感謝”の気持ちです。
お賽銭の意味にもあるように、感謝を述べたあとに個々の祈念をすることがお賽銭を供える際の基本的な行動になってきます。
お金を供えるから願いを叶えて!ではなく、まずは感謝と御礼ということですね(^^;

お賽銭の「賽」とは?
漢字で示す「お賽銭」ですが、「銭」はわかります。お金のことですよね。元々はお金ではなくお米や穀物、海産物などを供えることから始まったと言われております。このあたりはお香典と同じですね。>>コラム「お香典のマナーと歴史」参照
では「賽」とはどのような意味なのでしょうか。
「賽」:神仏からの福に感謝
これがお賽銭の「賽」の意味です。

総括するとやはり、日頃の感謝に御礼を申す。これがお賽銭なのですね。
願い事ばかり言っても、しっかりと感謝の気持ちがないといけません。仕事の仲間や友人との付き合いの中でも大切なことですよね。人はどうしても欲望が強くなり「神様仏様、どうかお願いします!」と先走りるお参りになりがちです。私も身に染みる思いです(>_<)

初詣だけでなく、日常の中でも神仏への参拝の際、またお墓やお仏壇へのお参りもそれに含めても良いと思います。
普段の生活の中でにおいて危機を逃れた瞬間や「助かったぁ」と思う出来事ってありませんか?気付かない間に神様、仏様、ご先祖様が救ってくれているかもしれません。(一概には言えませんが、個人的主観です)
日頃の感謝の気持ちを伝えることで願いも叶うのだろうなぁ。と思う次第です。