葬儀屋さんのお仕事~式場設営の裏側編~

のぼりとの杜コラム

7月ももう終わりですね。いよいよ本格的な夏の到来です。夏の葬儀屋さんは暑さとの戦いでもあります。特に式場の設営の際は汗の量が半端ないのです(>_<)
というのは…。

葬儀の設営は基本的には通夜の当日に行います。一日葬の場合にも前日に設営が基本です。
その設営開始時間はどの式場もおおよそ15:00前後から。それ以前には設営ができません。
複数の式場を要す公営斎場などは設営開始前には各葬儀屋さんがそれぞれの式場の扉の前でスタンバイ。まるでFⅠレースのスタート直前(笑)
時間になり、式場の扉の鍵が開くと一斉に式場内へ!式場が2階や3階の場合はエレベーターも難敵。エレベーターの速度が遅いともう…(この先の心境はご想像にお任せします笑)
エレベーターは他の葬儀屋さんとも共有な時も多いので仲良く使います(;^ω^)

祭壇、香炉、テーブル等々、一気に運び込みです。「丁寧に、迅速に、そして安全に」が大原則。
葬儀屋さんだけではなく、花屋さん、ギフト屋さんなどで、みんなで力を合わせ設営です。いつも感謝です。
式場内はエアコンが効いているのがまだ救い。これがお寺での設営になると汗の量は3倍に膨れ上がります。

ゆっくり慌てずに設営すればいいのでは?と言われそうですが、葬家が到着するのはおおよそ16:00~16:30が基本線。設営開始から1時間~1時間半ほど。荘厳かつ華やかな祭壇。そして、葬儀の空間作りは短時間の間に行われているのです。
葬家が到着する前にはTシャツとYシャツを着替えることも多々。さらには制汗シートで臭いも抑え、設営完了と同時に身だしなみも設営完了します。

今回はお目汚しコラムですが、葬儀屋さんの別の角度での仕事ぶりのご紹介でした。
葬儀屋さんの裏側のお仕事シリーズ。次回もお楽しみに!!