お葬式を行う会場選びは何を基準に考えますか?
ご家族によってそれぞれかとは思いますが、主だった選択基準をイメージしてもらうために以下の4つを挙げてみました。
① やっぱり自宅がいいな
② 自宅の近くの式場がいいな
③ 駅から近い式場がいいな
④ 式場から火葬場へは移動の負担がかかるし、どうせなら火葬場が併設されている式場がいいな
今回はこの中から「④ 移動も負担がかかるし、どうせなら火葬場が併設されている式場がいいな」についてお話したいと思います。
火葬場が併設されている式場はほとんどが公営斎場です。(東京都内では一部民間式場あり)
公営斎場はお住まいの地域の自治体が運営している式場と思っていただけたらわかりやすいかと思います。
この公営斎場のメリットは
・お亡くなりの方がご利用する式場の市区町村に住民票があれば利用費がとにかく安いこと
・火葬場が併設されているので移動の負担が少ないこと
・火葬場への移動となる霊柩車やマイクロバスなどの車両費用が不要なこと
・知名度が高いので参列者も場所がわかりやすいこと
などです。
総合すると一番のメリットは費用の軽減につながるということになるかと思います。
わかりやすく比較してみます。
・民間の式場:100,000円~400,000円(それ以上の式場も)
・公営斎場:22,500円(川崎市の場合)
このように、かなりの差が出てくることになります。
お葬式は葬儀の費用とは別に式場費用や火葬費用、車両費用も必要になります。参列する方の人数や利便性なども考慮に入れて総合的に判断することはもちろん必要ですが、このような比較からも当然ながら人気(利用頻度が高い)の式場であることがおわかりいただけると思います。
とても利用者が多いので、場合によっては式場の空きを数日、待つこともありますが故人様のお身体の保全は我々、葬儀のプロがしっかりとケアをしますのでご安心ください。故人様の尊厳(お身体の状態なども)を保つことは葬儀社の役割でもあります。
式場の空きを待つ=ゆっくりと故人様に寄り添える時間が作れる
このように考えてもいいのではないでしょうか。
お住まいの地域の皆さんに平等に利用してもらうことが公営斎場の根幹でありますので、是非、皆さんがお住まいの地域の公営斎場をチェックしてみてくださいね。