お葬式クイズの答え~お布施編~

のぼりとの杜コラム

みなさんchallengeしていただけましたでしょうか?
前回の「お葬式クイズ~お布施編~」の答え合わせです。

問題【お布施編】
①お布施に対し領収書はもらえる
答:〇
領収書は申し出れば基本もらえます。あまり領収書の授受等のやり取りは見受けられませんが、お布施には請求書の発行がないので必然的に領収書をもらう行為(意識)がないのかもしれません。相続手続きの際に、葬儀費用は相続税の控除対象になります。お布施も葬儀費用のひとつとして認められるので頭の片隅に入れておいてもよいと思います。

②お布施は金額の提示はないものである
答:〇(△)
元来、お布施とは施し(見返りを求めるものではない)であるため金額に定めがありません。ご住職に「お気持ちで・・・」と言われたことがある方もいらっしゃると思いますが、そのためです。
昨今ではお経や戒名のお礼の意味合いも強くなり、また「いくら包めばよいかわからない」との声も多いため、予め金額を伝えるお寺も多くなってきました。

③お布施の金額は本当は全国統一である
答:×
そんなことはありません。問題②の答えが理由であったり宗派・地域・寺院との付き合いの深さによるところが多いです。

④お布施を渡さないとお葬式はできない
答:×
お布施は施しです。困っている人にこそ手を差し伸べてくれるのがお寺だと思います。現実に、お布施は不要で供養してくれるお寺もあります。

⑤お布施の金額をご住職に聞いてみた
答:〇
とはいっても「いくら包めばよいのかわからない」のがお布施かもしれません。そんな時は素直にご住職に尋ねてみましょう。それでも不明なときは同じお寺の檀家さんや古くから地域に住む方、ご親戚などにアドバイスをもらってみてください。

⑥とてつもなく法外で考えられない金額を要求されたので断った
答:△(個人的には〇)
払えない金額の提示をされたら困りますよね。この場合も素直に払うことができない旨を相談してみてください。その返答がどのようなものかを聞いてから次の判断でもよいと思います。
個人的には真の宗教者はそのようなことはしないと思うのですがいかがでしょうか。

今回の答えの背景でわかるようにお布施はお経や戒名の商品代金ではありません。さらに深堀するとお布施とは仏に近づくため『財施(金品授)』『法施(教説)』『無畏施(人助け)』の修行の一環であると言われております。財施(金品授)が現在のお布施に相当するのではないでしょうか。
金額の高い安いではなく天国・極楽へ導いてもらうために供養していただける感謝の施しと考えてみると気持ちも少しは穏やかになりませんか?

 


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