お葬式の時、祭壇付近にご飯とお団子が飾られているのを見たことがありますか?
仏式のお葬式には、だいたい飾ってあると思います。今回はその意味合いについて解説していきます。
昔は白米は貴重なものだったので、山盛りのご飯を亡くなった人の近くに置くと生き返るのではないかと考えられていたそうです。
そのご飯にお箸を刺すのはそれが亡くなった人の物だと示すためだと言われています。
子どもの頃ご飯に箸を刺して注意された経験はありませんか?その時はよくわかっていませんでしたが、私もよく怒られました(^^;縁起が悪いという事だったのですね。
お団子は、あの世へ向かう際のお弁当のような意味があります。亡くなった後の旅の途中に空腹に苦しまないように故人様に持たせます。
お供えする数は関東圏の地域では6つの場合が多いです。6つお供えするのは六道の世界に由来があります。
生きている間の行いによって亡くなった後に行く世界が決められ、
「地獄」「餓鬼」「畜生」「修羅」「人間」「天上」の6つの世界のどれかに決まるそうです。
日頃の行いに気を付けようという気持ちになりますね…
ちなみにお団子の数が多いところだと49個もお供えする地域もあるようです。これは四十九日に由来しています。
浄土真宗ではなくなった後は旅をせずにすぐに仏様になると言われているのでご飯やお団子はお供えしません。もちろんお好きだった食べ物はお供えしていただいてかまいません。
あれはどういう意味で置いてあるんだろう?小さなことでも疑問を持って調べると面白い発見があります!お葬式の時、気になったことがあればスタッフにお気軽にお尋ねください!