納骨する期限は?ずっと家に置いておいても法に触れないの?

のぼりとの杜コラム

大切なご家族が亡くなり、葬儀が無事に終わり、さてひと段落…。
入院や介護施設での生活が長く、ずっと家に帰れていなかった故人様がやっと自宅に帰って来られた。

あれ?そう言えば、納骨は早めにしなければいけないんだっけ?
「納骨は四十九日までに行わなければいけませんか?」というご質問も多くいただきます。

今回は納骨の期限や時期について紹介をいたします。

納骨は、すでにお墓を持っている場合は四十九日を目安に行う方が多く見受けられますが、
法律的には納骨を終えるまでの期限はありません。
何年、何十年も自宅に置いていても問題はありません。供養の気持ちをきちんと持つことが前提ではありますが…。

「心の整理が着いてから…」
「お墓もこれからだし、樹木葬も考えたい」
「一年間は自宅で一緒に過ごそう」
「あと〇年で金婚式だから、その時まで…」
お気持ち重視のご納骨で、どのタイミングで納骨しても大丈夫です。

葬儀後に、お墓を新たに購入する方は、お墓の場所を選んで墓石を建てて準備をするのは四十九日までには難しいです。四十九日の法要だけは済ませ、納骨がその後になっても良いのです。

納骨も選べる時代です。選択肢も多岐に渡ります。
>>過去コラム「色々なお墓の形態」参照
>>過去コラム「お墓が決まっていない場合の四十九日」参照

ご家族と故人様にとって相応しい供養の形を選択できる時間と捉えてもよいのではないでしょうか。
なお、菩提寺様がいらっしゃる方は独断で判断はいけません。お寺様の(宗派)の習わしもありますので、お寺様とご相談の上、ご納骨の流れを踏んでいただけたらと思います。