こんな疑問を抱いたことはありませんか?
「体の大きな方はお棺に入るの?」
「例えば、お相撲さんとか…」
「マツコ・デ〇ックスは棺に入る?」
棺の大きさには限りがあります。
それは、火葬炉の大きさが決められているからです。
ほとんどの故人様は6~6.25尺(6尺=約180cm)のお棺に納まります。
身長で言えば180cmくらいまでの方なら棺に納まる寸法ではあるのですが、人は亡くなると、足のつま先が下がり、背伸びをした状態になることが多くあります。
なので、身長プラス15cmほど余裕をみて棺の大きさを決めます。
普段立っているときはこうですが…
お棺に入る時はこのように背伸びをしたようになります。
弊社の代表は身長180cmです。6尺(約180cm)の棺には実は足を曲げないと無理でした。
無理に納めようとすることも可能ではありますが、やはり故人様となると、いささか可哀想に思えますよね。
また、ピッタリ納まった場合は棺の小窓を開けて対面した場合、お顔が見えずに…(鼻から口元が中心に見えてしまう)なんてことになってしまいます。
このようなことからも、お棺の大きさはゆとりを持って決めるようにします。
神奈川県横浜市の横浜市北部斎場には、245cmまで納めることができる火葬炉があります。
棺の内寸は長さが約235cm、幅が約60cmですので、体格の良い方も入りそうですね。
特注サイズで火葬炉に納まる場合は、大型の火葬炉がある火葬場で荼毘に付します。
棺は特注でも火葬炉に入ることができない場合は、故人様はシーツや布団に寝かした状態で火葬炉へということもあり得ます。
「マツコ・デ〇ックスは棺に入る?」
棺には幅広タイプもありますので(たぶん)大丈夫だと思います。でも、実際はお相撲さんもそうですが、亡くなった時の状況を加味して、葬儀社とご家族と火葬場で打ち合わせをして決めることになります。