葬儀の事前相談についての【注意点】

 

皆様は葬儀の事前相談をしたことはありますか?

 

以前、資料請求いただいたお客様に、見積も作成いたしますので…とお話をすると

「資料を貰ったし本人は元気だから、見積まで具体的に作るのはちょっとまだ…

その時が来たら、資料を参考にして考えるから大丈夫」

というお声が多かったです。

 

また、「この年にもなってお葬式のことを全然知らなくて…」

と仰せになる方も、とても多いです。

お葬式に慣れている方はほとんどいらっしゃらないで、知らなくて当然です。

心配する必要はありません。皆様をサポートしていくのが葬儀社であります。

 

しかし、事前相談をしないでご葬儀を終えた方々は

「事前に、しっかり相談をしておけば良かった」

というお声が圧倒的に多いのが実情なのです。

 

そのため今回は、葬儀の事前相談についての注意点についてまとめてみました。

少しでもご参考になれば幸いです。

 

Q.お葬式はいくらかかる?

A.ご家族様のご希望内容により、異なります。

葬儀費用の内訳は次の5つの項目となります。

①葬儀プラン

②プラン以外にかかる費用(ドライアイスや安置費用の超過分、寝台搬送の距離超過など)

③飲食接待費(返礼品や御料理)

④式場・火葬費用(使用施設への支払い費用)

⑤宗教者への謝礼(御布施)

 

登戸の杜では下記の内容を伺い、

ご家族様に合ったプランのご提案と費用の提示を行います。


・葬儀プラン(形態)・・・直葬(火葬のみ) / 一日葬 / 通夜葬儀

・希望のエリア / 式場 / 火葬場

 ※住民票によって、市民料金で廉価に利用できるところあり
 過去コラム参照>>>川崎市民の式場・火葬場について

・宗派や宗教者様(菩提寺等)の有無

・お料理、会葬御礼品/返礼品の有無

 ※会葬御礼品とは…参列いただいた御礼品  /  返礼品とは…御香典に対する御礼品

 

変動する費用(ご家族ごとに異なる費用)

・搬送料金(お迎え先からご安置先までの、距離や霊柩車の走行距離による)

 ※タクシーのように、走行距離や対応時間(深夜早朝)に応じて変動があります。

・安置料金、ドライアイス
 ※ご火葬日までの日数によります。

 

その他ご希望

・ラストメイク(死化粧)や湯灌納棺、お召替えについてのご希望

・祭壇(サイズ、デザイン)、お花の量、骨壺や棺のグレードアップ など

 

「いくらでできるの?」
事実、一番多くいただくご質問です。

見積りを作成していくためには、上記のような項目を考えていかなけければなりません。

 

そしてご希望によって見積金額が異なることで、

数社の比較をする上で大切になるのが、

何がどこまで含まれているのか。ということです。

 

プラン料金だけで比較することはとても危険です。

実際に依頼した際に、結果的に色々と追加となり、

「最初に聞いた金額と、見積りや葬儀後の請求額が全然違う!?」

ということが、事実多く発生します。

 

そのため、全体が見えておらず

事前相談しなかったことを後悔される方が多いとなるわけです。

 

最近では「終活」という言葉が流行し、ご相談される方は増えました。

 

いざとなった時に考えるのではなく、

事前相談の必要性を強くお勧めする理由がココにあります。

 

Q.亡くなった後~お葬式までは、どういう流れ?
A.下記のような流れが多いです。 

 ※病院で息を引き取ると、病院と提携しているように声をかけてくる葬儀社もいます。

事前に葬儀社を決めている場合、
「葬儀社はもう決めています」としっかりお断りをしましょう。

 

ほかにも多くいただく質問として、次のような内容があります。

Q.死亡診断書は受け取ったら、どうすれば良い?
A.打合せ時まで大切に保管をお願いします。

※打合せ時にご記入いただき、登戸の杜で死亡届を役所に提出をいたします。
(死亡届は役所へ提出し、火葬許可証を取得します)

 

Q.式場や火葬場の予約はしてくれる?
A.登戸の杜で予約いたします。
お付き合いのある宗教者(菩提寺)様のご都合を確認の上、式場・火葬場の予約となります。
打合せ時に式場、火葬場と並行して予約するケースが多いです。

 

事前に確認、注意していただきたい事
・ご逝去後の安置先:ご自宅や安置施設、その他ご希望の場所。
※ご自宅へ数日間ご安置した後に、安置施設へお連れすることも可能です。

・本人と喪主(代表者)の本籍地と筆頭者
死亡診断書への記入が必要です。

・遺影写真の候補を探しておく
ご逝去後は、何かと忙しくなるため、ゆっくり探すお時間を取れない方も多く見受けられます。

 

お葬式は、故人様にとって最初で最後の一回だけです。

決してやり直せないのがご葬儀です。

そして、お見送りする方法はご家族の数だけあります。

 

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

このコラムをきっかけに、事前にご相談しておくことに興味を持っていただけたらと思います。