リスク回避!病院でお亡くなりの後に起こりうること

のぼりとの杜コラム

病院や施設でお亡くなりになるとすぐに病院や施設側から「それでは葬儀社を呼んでお迎えに来てもらってください」と言われます。

みなさまは大切な方の臨終を迎えた瞬間に依頼する葬儀社は決まっているでしょうか。非情ながら特に病院からは、お亡くなりになると待ったなしの「葬儀社を早く呼んで!」のプレッシャーが襲い掛かると言われます。決して病院もプレッシャーとしてご家族に催促するわけではないのですが、ご家族の気持ちからすると”プレッシャー”に感じてしまう方が多くいらっしゃいます。

逝去後、葬儀社を呼ぶまでの時間として約1時間~1時間半ほどです。病院側もその時間が目安となっていると思います。葬儀社が決まらずに1時間が過ぎ、2時間が過ぎ…この辺りになると病院側からは「決まっていないのであれば、病院から紹介しますが…」と病院に常駐している葬儀社を紹介され始めます。

>>こちらのコラムも是非!「病院で勧められた葬儀社は断れる?」

弊社の過去のお手伝いでも、病院へお迎えに上がった時には逝去後5時間ほどが経過し、葬儀社選択に苦心されたご家族がいらっしゃいました。その間、故人様へは冷却処置(ドライアイス等)もされていないままです。故人様の尊厳を守るべくお別れまで綺麗にお身体を保つことも使命とする葬儀社としては心配でなりませんでした。ご家族の表情も疲れ切っていました。
「故人を迎えに来てもらうこと。何より葬儀社選びがこんなに大変だとは思いませんでした」とはその後の葬儀相談時のご家族のお言葉です。
病院の看護師さんらは、それぞれの業務があるので相談にのることはできませんし、正しい知識も持ち合わせてはいません。

精神状態も不安定な状態で、葬儀社を選ぶことはなかなかできないと思います。しかし、葬儀社が決まっていない時の対処方法がありますのでこちらのコラムを是非、お読みください。
>>コラム「葬儀社が決まっていない時の対処法」

今回のコラムは、実際に経験した方のみがわかる(感じる)ことであり、説明が難しい葬儀の知識ではあるのですが、病院や施設で看取ったあとに、このような状況下になるご家族が少なくないというお話しを頭の片隅に止めていただけたら幸いです。