式場に到着後に喪主がやらなければならないこと

葬儀の知識

喪主はその葬儀の中心になる代表の方です。葬儀社との打ち合わせも喪主が中心となって進められます。
>>過去コラム「喪主と施主の違い」参照

家族葬が主流の前は、喪主は弔問の方への対応。実務的なことは世話役や地域の方々に任せていたことも多かったです。
しかしながら、家族葬が主流の昨今は喪主が全ての役割を担うことがほとんどです。(もちろん家族と相談しながらですが)

臨終後の打ち合わせ事項は多岐に渡りますが、それは通夜・葬儀の準備のために必要なことです。日程や斎場、火葬場が決まり、内容や費用の打ち合わせも終えて喪主としての役割が終了。とはいかず、通夜(一日葬であれば葬儀)の当日も喪主としての役割が待っています。

では、通夜(または葬儀)の式場到着後に喪主が行うことにはどんなものがあるのでしょうか。

遺影写真や祭壇の設営の確認
供花を飾る順番の確認(参照:供花を飾る順番!?)
式場の座席数の確認
どこに誰が座るかの確認
焼香順の確認(参照:親族の焼香の順番)
受付周りの確認
会葬礼状の確認
返礼品の確認
お料理の数の確認
出棺時や会食時の挨拶の方の確認
弔電の差出人の読み方の確認
火葬場へ向かう車両の確認

などなど実は盛りだくさんであります。
通夜、葬儀の大前提は滞りなく進めること。内容を読んでいただけるとわかるように『○○の確認』がほとんどです。
例えば焼香の順番です。時に揉めるケースを目にします。しっかり決めなければならない家族構成や関係性の方もおられます。
故人とのお別れの場で嫌な気持ちにはなりたくはないですよね。

喪主は「多くのことを決めなければいけないこと」が一番の任務かもしれません。予想外の出来事が起こったとしても葬儀の担当スタッフが必ずサポートしてくれるはずです。(これができない葬儀屋さんがあるのであれば悲しいです)
良いお別れの場とするためにも、不安要素を残さずにどんなことでも遠慮なく聞くことが大切です。