自宅で息を引き取ったのに、何で警察が来るの!?

のぼりとの杜コラム

「朝、おばあちゃんが起きてこなかったので起こしに部屋に行ったら、息をしていなくて・・・」

川崎市内のあるご家族のご葬儀をお手伝いをしたときの相談時の第一声でした。その時の流れとしましては
慌てて救急車に電話

事情を説明したところ警察にも電話するように言われ

警察に電話

警察が到着

警察にその時の事情を聞かれ「葬儀屋さんを呼んでください」と言われ…

弊社に入電
このような経緯でした。

ご家族は「なぜ、警察が家に来るんですか?なぜ、呼ばなければいけなかったのですか?もう、騒々しくなりビックリしました」と動揺を隠せない様子。当然ですよね。
しかし、このようなケースでは警察の介入の死亡案件となります。

なぜ警察が介入?
一番は死亡の原因が何であるのかを究明するためです。もう少し嚙み砕いた言い方をすると、大きくは2つ。
①事件性はないか。
②持病などの聴取と主治医(通院歴等)があるか。
死亡の確定は医師のみです。すなわち、その場で医師による死亡判断がなされない死であると警察が間に入り、実況見分が行われるという流れになります。これが、自宅に警察が来る理由となります。

葬儀屋さんを呼んでください!
そして、神奈川県の場合はそこから警察の方に「葬儀屋さんを呼んでください」と言われます。死亡の原因を特定するため、監察医(警察関連の医師)に診てもらうこととなります。そのため、故人様の搬送が必要になってきます。搬送を担当するのが葬儀屋さんなのです。状況によっては行政解剖や司法解剖を経て死因の特定をする場合もでてきます。その際は解剖の施設までの搬送の必要も出てきます。葬儀屋さんが全て担当するのです。
突然、「葬儀屋さんを呼んでください」と言われても『葬儀屋さんなんて付き合いもないし、知らないよぉ…』でも、呼ばなければなりません。時間はそう長くは待ってくれません。急を要します。

その葬儀屋さんが、良心的なのか?費用はどうなのか?どこまでやってくれるのか?etc…。
どんな葬儀屋さんなのかもわからないまま依頼(呼ぶ)するのは不安がありますよね。ましてや、動揺している最中で、気持ち的にも平常心ではないことは確かです。「どこでもいいや」での依頼はその後の葬儀に不安が付きまといます。

普段は葬儀屋さんとは付き合いなんてないことが普通です。しかし、備えあれば患いなしです。
・体調が悪い時に通う街の医院があったりしませんか?
・気軽に行くお気に入りの定食屋さんやラーメン屋さんはありませんか?
・買い物ならココ!と決めているスーパーありますよね。
・自動車で事故をした時、「保険に入っていて良かったぁ」となりますよね。
・お気に入りの洋服を買うならこのお店!と決めていたり…。
それぞれ、安心と信頼がわかっているからこそ頼れるものが存在しています。それと同じように、“ココなら安心!”の葬儀屋さんをひとつ決めておくことをオススメします。

葬儀屋さんは頻繁に利用するわけではありません。ただ、いざという時の、万が一の時の『心の安心・心の保険』として信頼できる葬儀屋さんを見つけておくことが大切なのです。