その昔、ご自宅で葬儀を執り行う事(自宅葬)があたりまえでありましたが、近年は近隣やご自宅の事情もあり、自宅葬の割合は少なくなっています。
その要因として、葬儀を執り行う広さには十分な間取りのお家が少なくなってきたり、現在は葬儀を行うほどの広さがなかったり、近隣に葬儀を自宅で行っていることを知られたくないという背景もあるのではないでしょうか。
しかしながら、現在でも自宅葬を選ぶ方はもちろんいらっしゃいます。家族葬が中心になってきた今、わざわざ葬儀会館に出向くより、自宅でゆっくりお見送りをしたいとお考えになる方も増えてきているのではないかと感じております。
自宅葬のメリット
◆住み慣れた空間でお別れができる。
マンションなどの共同住宅でもOKです。
◆式場費用が掛からない。
◆時間を気にせずゆっくり過ごせる。
◆ご自宅・お部屋すべてがメモリアルコーナー
自宅葬の注意点として
◆近隣への配慮が必要。
お読経を読む場合や備品搬入の際の音や振動に気を遣う場合があります。
◆スペースの確保が必要。
棺や祭壇を設営するにあたり、お部屋のお片付けの必要があります。また、ご住職の控室も用意します。
◆駐車場の確保
車で来られる方がいる場合や親戚の方の駐車スペースをどうするかを考えます。
弊社でもつい最近、自宅葬をお手伝いさせていただきましたが、改めて自宅葬は故人様にとってもご家族にとっても非常に良いものだなぁと感じました。
住み慣れた我が家で最後の時を過ごし、見送る…。葬儀社がどんなに葬儀会館でメモリアルコーナー(故人様の趣味の品や思い出の品を飾った場所)を作っても自宅葬に勝るメモリアルコーナーはないなぁ思うのです。ご自宅には故人様の趣味だったいくつもの品物があります。本棚、ゴルフクラブ、写真など。
葬儀会館で葬儀を行う際に持って行くことももちろんできますが、物の選定や運ぶのが大変だったり、持って行ったは良いけど葬儀が終わった後に片付けるのが大変だったり…。
自宅葬なら家全体がメモリアルコーナーです。
また、自宅葬はご家族の気持ちも和らぐのではないでしょうか。会館までの移動の手間がなく、通夜はもちろんそれまでもずっと一緒に過ごせます。故人様のお身体のケアは我々、葬儀社にお任せください。
いかがでしたでしょうか?葬儀社から見ても、ご家族が故人様とゆっくり過ごしている様子を見ると、やっぱり自宅葬は良いものだなぁと感じます。「ご葬儀」という心がなかなか休まらない中でも、ご家族の気持ちが少しでも安らいでいただけたらと思います。
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