葬儀の知識とマナーVol.16 「葬儀の日程の決め方」

のぼりとの杜コラム

葬儀の日程はどのように決めていくのか。意外とわからないものだったりします。
今回は葬儀の日程の決め方、注意点のお話しです。

葬儀の日程を決める要素は次の3つです。
①菩提寺様や宗教者のご都合
②式場・火葬場の空き状況
③ご家族の希望の日にち
この3つを加味しながら葬儀の日程を決めていきます。
特に①菩提寺様(宗教者)のご都合をしっかりと確認する必要があります。
いくらご家族が希望する日があったとしても菩提寺様(宗教者)にお越しいただけないとなれば葬儀はできません。先約で葬儀や法要が入っている場合もあるので、日程の打ち合わせの際には確認が必要なのです。

ご不幸が生じた際には葬儀社への連絡と合わせ菩提寺様(宗教者)へも一報をしておくことを推奨します。その際には
「〇〇が亡くなりました。葬儀をお願いしたいのですが、ご住職のご都合の悪い日を教えてください」と聞くようにします。「いつがよいでしょうか?」と尋ねて、もしその日が式場や火葬場の空きがなかった場合、葬儀が難しくなるのでご都合の悪い日のみを聞くようにします。打ち合わせの際にその日を除いて式場、火葬場を照合し、そこにご家族のご希望の日にちをリンクさせていく。そんなイメージです。先に聞いておくとスムーズに打ち合わせは進みますが、打ち合わせの時にお寺様にご連絡でも大丈夫です。

【注意点として】
葬儀社とご家族だけで日程を決めてから菩提寺様へ連絡することはやめましょう。
上記の通り、菩提寺様や宗教者の方のご都合が付かなければ、また一から日程調整のやり直しになります。あくまでも儀式の式事進行は菩提寺様や宗教者です。ここをはき違えて葬儀社主導で日程を誘導する葬儀担当者がいることも事実で、それではご家族、菩提寺様にも手間とご迷惑ばかりが掛かります。菩提寺様をお持ちのご家族は葬儀の打ち合わせの際、そのことを頭に入れておくとよいと思います。
ただし、菩提寺様や特定の宗教者をお持ちでない場合や、菩提寺様の了承の下、葬儀社紹介のお寺様で通夜・葬儀を行う場合は②式場・火葬場の状況③ご家族の希望の日にちのみを照らし合わせて日程を決めることが可能です。

今回は葬儀の日程を決める際の大切な点をお話ししました。
葬儀の日程を決める際の参考になれば幸いです。

 


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