“おくりびと”のお仕事とは

のぼりとの杜コラム

「納棺師」という言葉を聞いたことがありますか?

映画「おくりびと」でかなり知られるようになった職業です。
納棺師は故人様の最後の旅立ちを美しくするためのお手伝いをします。

納棺師は以下のようなことをします。
◆故人様の着ている服の着せ替え
◆ラストメイク(死化粧)
◆複顔(生前にお姿に近いお顔に)
◆洗髪・髭剃り・お顔剃り
◆湯灌の儀(清拭や湯舟を使用)

◆ご納棺
◆ドライアイスの交換
等々…

故人様が美しい姿になることで、ご家族の心のケアにもつながります。湯灌の儀は実際に湯舟を用意し、温泉やお風呂好きだった故人様や入院等でお風呂に入れなかった故人様が天国へ旅立つ際の最後のお風呂としてとても喜ばれております。
メイクは男性でも血色がよく見えるように化粧を施すことをお勧めします。
女性の故人様は、メイクひとつで印象が変わってしまうのでご家族の意見も大切です。
「おばあちゃんはお出かけするときはいつもこの色を使っていたよね」「眉毛はこんな感じだったね」など、女性の方で会話が弾むこともあります。
実際にご家族やご友人がメイクを施す場合もあります。その際は納棺師がアドバイスいたしますのでご安心ください。

納棺師の手によって納棺された故人様はまるで生きているように思えることも多々あります。あの世へ旅立つ姿はきれいにして差し上げたいと思いませんか?
そんな望みを叶えてくれるのが納棺師なのです。