神棚のお札(おふだ)を交換する時期はいつが良いの?

のぼりとの杜コラム

12月に入り何となく忙しなくなってきました。コロナも落ち着いているので人の動きも昨年とは比較にならないくらいですよね。
まだ少し早いと思いながらも、お歳暮や年賀状(喪中の方は喪中はがき)の準備、少しずつお掃除も始めた方もいらっしゃるのではないでしょうか。12月は別名“師走”です。バタバタっと時間が過ぎていくので、やれることから手を付けていきたいものです。

新年を迎える準備が12月の風物詩でもあります。そのひとつに神棚のお札の交換があります。みなさまは、いつ神棚のお札を交換していますか?今回はお札の交換時期についてのお話しです。

わかりやすく簡潔がモットーの登戸の杜コラム。地域風習や神社によっての多少の考えの違いはあるとは思いますが、一般的に言われているものでお伝えします。宮司さんに伺ったお話しも加えながら説明していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

ズバリ!交換する時期は12月13日~12月28日
12月13日は「すす払い」の日です。「すす払い」とは大掃除のイメージしますが、実は神殿や神棚をお掃除することの意味から来ています。このすす払いを終えたのちに交換をします。
ご家庭内で13日に神棚をお掃除することはなかなか難しいと思いますので、期間内に神棚をお掃除して、そこでお札を交換するタイミングにしてみてはいかがでしょうか。もちろん、13日に神棚掃除ができればベストですよね。
28日にまでに終わらせるというのは29日に準備をすることは「二重苦(29)」。また、30日や31日に準備をすると「一夜飾り」や「慌ただしい準備」と言われたりして縁起が良くないとされているためです。

古いお札は授かった神社へ返納
お札は1年経つとパワー減と言われます。一年の始まりには新しいお札をお祀りして新しい力に授かりたいと思うのが常ですよね。私もそうです(^^♪
古いお札は授かった神社へ返納することがベストです。たいていの神社には返納所や古札納所の設置があります。もし、返納所がなかったり引っ越しなどで授かった神社へ行けないときは、別の神社でも良いそうです。神様は平等ですから(*^^)
また、1月15日前後にどんと焼きが行われる地域もあるのではないでしょうか。そこへ持ち寄り一年間の感謝の気持ちを込めながらの焼納も良いと思います。個人的にはどんと焼きに持ち寄るようにしています。子供の頃からのどんと焼きファンです(;^ω^)

喪中や忌中の時は?
お札の準備期間が忌中(仏式であれば49日、神道であれば50日)にあたる方は準備をすることは避けます。忌明けに新しいお札を授かりましょう。忌中が明けていれば喪中(1年間)であっても準備をしても差し支えないそうです。お札だけでなく、正月飾りの準備も忌中期間は避ける考え方が強いです。なお、神社へのお参り(初詣等)は忌中が明けていれば差し支えないと言われます。

今回は年末らしくお札の交換するタイミングについてのお話しでした。早すぎても遅すぎても良くない交換のタイミングですが、お札の準備だけではなく、新年を迎える準備は計画的に行っていくのが良さそうです。

最後に。
今回の神棚のお札(おふだ)と紙幣のお札(おさつ)は同じ漢字ですよね。どちらも大切にしてご利益にあずかりたいものです(^^;